自律神経を整えて心も身体も健康に!!!
そんなキャッチフレーズ聞いたことありませんか?
ありふれた言葉のようですが、 いまいち自律神経ってよくわからないですよね。
私も自律神経の言葉の意味がまるでわかりませんでしたが、 調べれば調べれるほど人間にとっていかに健康を維持するのに重要 な役割を果たしているかわかりました。
では、自律神経について『わかりやすく』解説しましょう。
自律神経とは
内蔵や血管など、 自らの意思でコントロールできない機能を動かし体内の環境を整え る神経です。
自律神経とは対象的に自らの意思で動かすことができるものを体性 神経といいます。
手や足、頭など自分の意思で動かせるものですね。
※ちなみに呼吸のように自分の意思で止めることもでき、 意識しなくても自然とできるものもあります。
交感神経と副交感神経
自律神経には交感神経と副交感神経が表と裏のように存在します。
一方が働いていると一方は休んでいる状態です。
交感神経と副交感神経のそれぞれの役割は
交感神経・・・ 起きているときに優位になりやすく、 交換神経が高まると興奮状態となり
血管の収縮、血圧の上昇、 瞳孔が開く、心拍の上昇、発汗などの症状が出
ます。
副交感神経・・・ 睡眠時やリラックスしているときに優位になリます。
胃腸などの働きが活発になり、 栄養の吸収や老廃物の排出など体内の
環境を整えてくれます。
自律神経のバランスとは?
さて、 交感神経と副交感神経の役割を見てみると交感神経がデメリットに感じてしまうかもしれません。
テレビや雑誌、 ネットなどでも副交感神経が優位になるようリラックス効果がある ものや方法を取り上げることが多いです。
しかし、 交感神経も活発にしなければ起きてる最中は頭がボーッとしたり注意 力も散漫になり勉強やスポーツ、仕事が手につかなくなります。
交感神経と副交感神経は表裏一体となっており、 どちらかに偏っても身体に変調をきたします。
生活する上で交感神経と副交感神経を上手に切り替えて、 バランスを取らなければならないのです。
自律神経のバランスが崩れるとどんな症状がでる?
交感神経が優位な状態が多いと
・血管が収縮し血流障害が起こる
高血圧、めまい、肩こり、腰痛、、内蔵 機能の低下、不整脈、狭心症などが起こり
やすくなる。
・心拍数の増加
緊張や興奮、イライラ、不安、恐怖感、不眠などが起こりやすくなる
・免疫力の低下
ウィルスを攻撃するリンパ球の減少により免疫力が低下する。
副交感神経が優位な状態が多いと
・リンパ球の数が増加する
免疫力が高くなりすぎると身体に入る異 物に敏感になりすぎてしまうのでアレルギー
反応の症状が出たり悪化する。
・肥満体質
胃腸の働きが活発になり食欲が出てくるが、基本的に運動をしていない状態なので肥
満体質になりやすい。
・やる気が出ない
常にリラックスモードなのでやる気や意欲が低下する。
上に挙げた症状はほんの一部に過ぎません。
自律神経のバランスが慢性的に崩れることによって様々な負の症状 が連鎖的に引き起こされることも多々あります。
免疫力が落ちる⇨風邪を引く⇨肺炎
など、結果的に重大な病気につながってしまいます。
では、自律神経のバランスを乱す原因とはなんでしょう。
自律神経が崩れる原因
自律神経のバランスをが乱れる原因は多数あります。
・肉体的ストレス
・精神的ストレス
・環境の変化
・夜型の生活
・不規則な生活
・運動不足
など
他にも多数の原因があり千差万別です。
また自律神経のコントロールは人によって個人差があり、 生まれつき自律神経の調節が上手くできない人もいます。
さらに自律神経が乱れやすいのは女性です。
女性の方が自律神経が乱れやすい原因は女性ホルモンにあります。
女性ホルモンの分泌を促しているのが脳内の視床下部というところ です。
この視床下部は自律神経も支配しています。
よって、 女性ホルモンの分泌を促す司令を出すことで視床下部に負担がかか り自律神経への司令に影響が出てきます。
なので女性特有の月経、 更年期の閉経などは自律神経が乱れやすく体調にも変化が表れます 。
自律神経のバランスを維持するには
・生活のリズムを保つ
毎日の生活に於いて、朝起きる時間、朝食、昼食、夕食、 夜寝る時間を一定に保ち
生活のリズムを作ること。
・バランスの良い食事
栄養バランスを考え、 食べ過ぎや飲み過ぎに注意して胃腸に負担をかけない食事を心がけ ましょう。
・適度な運動
軽く汗を流す程度の運動をしましょう。
程よい疲れがストレスの発散になります。
・良質な睡眠
睡眠は人間の体をリセットする一番大事な時間です。
しかし、 いくら寝ても睡眠時に体に負担がかかるようだと意味がありません 。
自分にあった布団や枕が大事になってきます。
・起床と就寝のスイッチ
自分だけの自律神経の切替スイッチをつくりましょう。
どういうことかというと、朝起きて交感神経を、 夜寝るときに副交感神経を活発にさせるための自分だけのルーティ ンです。
例えば朝起きたら
冷たい水を飲む
冷水で顔を洗う
冷たい水で髪を洗う
軽くストレッチをする
窓を開け外の空気を吸う
頬に1発気合を入れる
夜寝るときに
温かいミルクを飲む
心が落ち着く音楽を聴く
腹式呼吸をする
アロマテラピー
ぬるま湯に入浴
など、朝起きたらすぐにやること、 夜寝る前にすることを決めます。
毎日同じことを繰り返していると脳が学習し、 その決めた行動をすると自律神経が自然に切り替わります。
と、 上記のように規則正しく健康的な生活ができる人は自律神経のバラ ンスを維持することは難しくないでしょう。
しかしそんな生活を実際に継続できる方は今の世の中少数でしょう 。
仕事が夜型などで、規則正しくリズムある生活ができなかったり、 食事の栄養が偏ったり運動する時間がなかったり。
そんな方には腹式呼吸をおすすめします。
何かと忙しい現代人は基本的に交感神経が優位の状態が長く続いて います。
交感神経が優位だと常に呼吸が浅くなっています。
意識的に呼吸を深くし、気持ちを落ち着かせる効果があります。
また内臓のうごきも悪くなっているので腹式により内臓に刺激を与 えることもできます。
仕事や勉強の合間にもできますし、 少しリラックスしたいときにやってみましょう。
①まず、へそから指2〜3本分下あたり。
ここを丹田といいます。
この丹田に意識を集中してください。
②丹田を意識しながら口からゆっくりと息を吐きます。
すると腹部がだんだんと凹んできます。
そのまま丹田で腸や胃を上に押し上げるようにイメージしながら息を吐きつくします。
③できるだけゆっくり鼻から息を吸い込みます。丹田に空気をためるイメージです。
④丹田を意識しながら息をとめます。
概ね10秒程度でいいですが、息をとめら れる時間は個人差がありますので苦しくな
い程度で大丈夫です。
①に戻ります。
これを何度か繰り返すと次第に副交感神経が優位になってきます。
ちょっとした時間の合間にできるのでぜひおためしください。
コメント