虫よけスプレーの効果と安全性 知ってました⁉

今年の夏は例年にないくらい暑かったですね。
巷ではあまりにも気温が高すぎて蚊も飛ばない状況だとのこと。
 
しかし気温が少しずつ下がりだすと彼らも活発になるってうわさです。
ホントですかね?
 
9月も半ばになり気温も下がりつつあるこの時期に虫さされで寝苦しい夜を過ごすのはイヤですよね。
家族でキャンプに行って虫に刺されて思い出が台無しなんてこともあります。
 
しっかりと防虫対策をして夏を乗り切りましょう。
 
 
さて、虫除けスプレーは忌避きひとも呼ばれ、忌避きひとは避ける、回避する等の意味があります。
 
虫除けと殺虫剤を同様に考える方もいらっしゃるかもしれませんので一応説明しますと
 
・虫除け ⇒虫を寄せつけない。
・殺虫剤 ⇒虫を殺す。
 
簡単に言うとこんな感じです。
 
正直こんなことわざわざ説明せんでもわかるわ!って方が多数と思われますが、まぁ聞いてください。
 
 
もう少し詳しく説明します。
 
虫除けとは防虫剤とも呼ばれ、大きく分けると人体用、衣類用、食品用と別れてます。
一般的には人体用は虫除け、その他は防虫剤と呼ばれます。
 
 
・人体用は人体に直接振り掛けたりなどで使用。
・衣類用はタンスやクローゼット、押入れなどで使用。
・食品用は米びつなどに使用します。
 
 
 
今回は夏場の虫さされなどの被害に絞り、人体用の虫除けについて説明したいと思います。
 
まず、良くある虫除けスプレーの成分です。
これはアース製薬の『サラテクト』という製品です。
 
 
無香料 200mL
内容量200mL
生産国 日本
有効成分1缶(200mL)中ディート4g(原液換算:10%)
成分BG、無水ケイ酸、グリセリン脂肪酸エステル、無水エタノール、LPG効果・効能蚊、ブユ(ブヨ)、アブ、ノミ、イエダニ、マダニ、サシバエ、トコジラミ(ナンキンムシ)、ヤマビルの忌避
 
 
 
だいたいどの虫除けも同じような成分が入ってますが、有効成分に『ディート』という
成分があります。
この『ディート』が虫避けに効果がある成分です。
 
ちょっとした豆知識ですが、この『ディート』とは第二次世界大戦中にジャングル戦での虫さされに苦労したアメリカ軍が開発したもので、虫やダニの吸血を防ぐことができます。
 
ダニや蚊に吸血されるとマラリア、デング熱などを発症し、死に至るケースもあるのでディートの開発は画期的だったと言えます。
 
ディートは現在市販されている虫除け剤にほぼ使用されており、高い効果を発揮しています。
 
しかし一方でディートの人体への有害性も確認されています。
 
・肌荒れ
・湿疹
・頭痛
・めまい
・吐き気
・嘔吐
などです。
 
 
といっても一般的な使用方法から外れた場合です。
使用方法に間違いがなければ副作用など無いに等しいのです。
 
アレルギーや皮膚が弱い方は別ですよ。
また6ヶ月以下の赤ちゃんには使用できません。
使用方法は商品に記載されているのでしっかりと読んで正しい使い方をして下さい。
 
 
ディートの濃度による違い
従来はディートの濃度が12%まででしたが、2016年に30%の濃度のディートが解禁されました。
 
ディートの濃度が違うと、より強力な虫除け剤になったと勘違いされがちですが、効果については変わりません。
 
何が違うかというと『持続時間』です。
 
 
濃度30%でおよそ5〜8時間。
濃度12%でおそよ2〜3時間程度の持続時間があるとされています。
 
しかし実際は天候や使用方法で異なるのであまり過信せずに持続効果が無くなる前には再度使用したほうがいいでしょう。
 
 
※ディートは子供の使用に対し制限を設けています。
 
ディートの使用制限
 
ディート12%
・生後6ヶ月未満には使用しないこと
・6ヶ月以上2歳未満は1日1回
・2歳以上12歳未満は1日1〜3回
 
 
ディート30%
・12歳未満は使用しないこと
 
 
ディート配合のほぼ全ての虫除け剤に使用制限が記載されているのでしっかり読みましょう。
 
 
イカリジン
 
12殺虫未満の子供にはディート濃度30%の
使用できませんし、使用回数の制限もあります。
キャンプ等に行って長時間虫のたくさんいる場所にいる場合はどうすれば良いのでしょうか?
 
実はディートの他にも忌避きひ剤として有効な成分があります。
 
それが『イカリジン』です。
 
イカリジンは1980年代にドイツで開発され、2015年に初めて日本での販売が承認された成分です。
 
イカリジンの特徴は年齢により使用制限のあるディートと違いこのディートを含む虫除けスプレーは赤ちゃんにも安全に使用できます。
 
しかもディートと同等かそれ以上の効果を発揮すると言われています。
 
じゃあイカリジン配合の忌避剤のほうがハイスペックだし、ディートはいらないんじゃないか?
 
ところがどっこいイカリジンもディートに劣る部分があります。
 
ディートは濃度30%までの販売が可能となってますが、イカリジンは『15%』までしか市販されてません。
 
他にもディートとイカリジンでは、ディートのほうが効能がある虫の種類が多いのです。(あくまで製品に表記されているものなので実際は異なる場合もあります)
 
 
ディート
 ブヨ、アブ、ノミ、マダニ、イエダニ、サシバエ、トコジラミ(ナンキンムシ)、ツツガムシ
 
イカリジン
 蚊、ブヨ、アブ、マダニ
 
 
となっており、ディートのほうが幅広い虫に効果があります。
 
でも小さいお子さんのいる場合はイカリジン配合のほうが安全に使用できますので、
時と場合により使い分けることが大事ですね。
 
 
また、ディートやイカリジンが入っていない虫除けスプレーもあります。
天然のハーブ等を使用し、虫の嫌な香りを出す虫除けスプレーもありますが効果は薄いという実験結果も出ています。
 
 
虫除けスプレーの効果と安全性 まとめ
 
 
・虫除け(忌避剤)には大きく分けるとディート、イカリジン、天然ハーブ等配合の3種類がある
・ディートは濃度30%までのものが市販さ
れている。
・ディートは年齢により使用制限がある
・イカリジンは濃度15%までのものが市販されている。
・イカリジンには使用制限がない。
・ディートとイカリジンは濃度により持続時間が違う。(効能は変わらない)
・ディートとイカリジンは対応する虫の数が違う(ディートの方が多い)
・天然ハーブ等の虫除け剤は効果が弱い。
 
 
これだけ覚えてれば夏の虫さされも怖くない!
お子様連れのキャンプも、夜の公園で花火も安全に過ごせますね。

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