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食品添加物ってホントに危険なの?

食品の疑問
 
 
食品添加物って世間では体に悪いイメージがありますよね。
 
食べると危険とか、発ガン性がある。
とか・・・
漠然としたイメージですが。
 
 
実際のところどうなんでしょうか
 
なぜ悪いイメージがあるのか
 
そもそも食品添加物って何なのか
私なりに色々調べてみました。
 
 
食品添加物とはなにか?
食品添加物とは保存料、甘味料、着色料、香料など食品を製造する過程で添加(加える)するものです。
 
・保存料は食品の腐敗を遅らせ保存期間を伸ばします。
 
・着色料は食品の色合いを鮮やかに見せるため人工的に色付けするものです。
 
・甘味料は食品に甘みを与えるものです。
 
・香料は食品に香り付け、又は香りを増強させます
 
食品添加物を使用する理由は上記のように食品を長持ちさせ、香り、味、見た目を良くする為や、その食品を作るのになくてはならないものもあります。(豆腐を作るための凝固剤とか)
他にも品質を向上させるものや栄養を強化するものもと様々あります。
 
 
 
食品添加物とはどのように定義されているのか
 
食品添加物の定義
「添加物とは、食品の製造の過程において又は食品の加工若しくは保存の目的で、食品に添加、混和、浸潤その他の方法によって使用するものをいう。」
 
※食品衛生法第4条第2項
 
 
実は上の定義は相当曖昧で、どのようにも解釈できてしまうので色々誤解を生んでいます。
 
例えば、「保存の目的で食品に添加・・・
という文のくだりでは、保存の目的で食材を塩漬けにした場合、塩は添加物になるのか?
 
答えはなりません。
 
『塩』は食品として扱われるようです。
 
 
では『寒天』はどうでしょう。
 
寒天は一般食品添加物という部類に分類されているので食品添加物になります。
 
 
うーん 食品添加物の中にも色々と分類あるようで、私達の身近にあるものが食品添加物なのか判断するのは難しそうです。
 
しかし、食品添加物は国で指定されたリストがあります。
もし詳しく知りたいのであれば、下のリンクより確認できます。
厚生労働省のホームページで食品添加物のリストを載せています。
 
 
 
 
さてここからが本題です。
 
 
 

食品添加物は本当に危険なのか?

 
身体に悪影響があるのか?
 
 
食品添加物は『食品衛生法により指定されたものしか食品に添加することができません。
よって今現在の日本国内には国で定められた基準をクリアした物質しか食品の中には入っていないことになります。
 
国で定められた基準とは、簡単にいうと動物実験を何度も繰り返し、動物が摂取しても無害と認められた量のさらに1/100の量を人間の1日の許容摂取量としています。
 
個人差もあり、さらに動物実験なので人間に完全に当てはめることはできません。
 
しかし、食品添加物が身体への悪影響があるかというと、ほぼ無いに等しいのです。
 
というのも私達が普段食している食べ物の中には高確率で食品添加物が存在してます。
(あくまで一般家庭の話です。)
 
これは食品添加物満載のイメージが強いコンビニ弁当やファーストフード、お菓子やデザートなどだけではなく、完全に自炊している方も当てはまります。
 
例えば日本のどの家庭でも使われている『醤油』
 
醤油の中にもたくさんの食品添加物が存在してます。
甘味料、防腐剤、旨味を増すアミノ酸など盛りだくさんです。
もちろん無添加の醤油もありますが値段は何倍もしますし、保存もきちんとしておかないと悪くなるのも早いです。
 
他にも鶏ガラや、コンソメなどの顆粒出汁、チューブのわさびなどにも添加物は入っています。
 
全ての調味料を無添加のものにでもしない限りは私達は食品添加物から離れることはできないのです。
 
これだけ身近に食品添加物が蔓延している中で、きちんと適切に使用された食品添加物が理由で健康被害があったという方はいるでしょうか。
 
もしかすると健康被害が出ていても今の医療技術では食品添加物が原因なのか特定できない可能性も捨てきれません。
 
しかし、事例がない限りは食品添加物が身体に悪影響を及ぼすという科学的根拠はないといえます。
 
ちなみに食品添加物絡みで身体に異変が起こったという事例はありますが、使用する食品会社に問題があったもので適切な使用方法での被害は調べても見つからないということです。
 
例えば製造過程で異物が混入し、多大な被害を出して有名なのが『森永ヒ素ミルク事件
この事件は1955年に発生し、乳児用のミルクにヒ素が混入したことで130名以上の死者、12000人以上の被害者を出しました。
 
これは現在でも食品添加物として使用されている第二燐酸ソーダ(リン酸水素ニナトリウム)を誤って純度が低い工業用の物を業者が森永に納入したことがきっかけでした。
 
 
食品添加物は便利で私達の生活に欠かせないものですが、それを使用する側が悪用したり誤った使用をすると大変な被害があります。
しかしそればかりは食品製造会社さんの健全な運営を祈る他ないですね。
 
 
以上、私が調べたところ現在の日本では食品添加物は適切に使用され、食べる側も摂取量を守っていれば健康被害は無いに等しいと感じました。
 
でも摂取量と言われてもいちいち表示を確認してどれくらいの量なら大丈夫なのか計算するのは面倒くさ過ぎますよね。
 
しかし安心して下さい。
 
食品添加物の許容摂取量は普通の人が1日にどれだけ食べてもまだまだ余裕があるくらいの分量に設定されています。
 
だからといって毎日コンビニ弁当やラーメン、ファーストフードなどを食べ過ぎてもてもいけません。
塩分の取り過ぎや栄養失調で体調が変化しますからね。
 
また、健康にいいとメディアや雑誌に取り上げられたからといってそればかり食べるのもダメです。
 
例えば水の過剰摂取でさえ『水中毒』という症状が出たり、ビタミンや鉄分なども過剰摂取すると副作用があらわれます。
 
 
食品添加物が入っていても無添加でも、
食べ過ぎに注意し、バランス良くなんでも食べましょうってことですね。

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