テレビを買いたいけど 今どきのテレビ事情が色々わからない
テレビって普段なかなか買うものではないので、 久しぶりに買い換えようとしたらなんだか聞き慣れないキーワード がたくさん。
そんな経験ありませんか?
普段からテレビや家電に興味があり調べてる人ならいいですが、 興味ない人がいざ電気屋さんに行ってもよくわからない言葉で埋め 尽くされて何を買っていいかわからない。
なんてことはよくありますよね。
ここでテレビに関する最低限のキーワード覚えておきましょう。
そうすればテレビを購入するときに楽しく買い物できるはずです。
※ ここからの説明文はあくまでテレビのことがよくわからない方がイ メージしやすいように言葉を選んでますので家電上級者の方のツッ コミはなるべくお控えください。
画素数・解像度とは
画素数や解像度ってなにかと聞かれると、 なんとなく映像や画像の美しさ、画質のことかな? ってなんとなくは察しがつきますね。
少し具体的にいうと・・・
『画素』とは『ドット』とも呼ばれ、 簡単にイメージしてもらうと、テレビに並べられた『点』 だと思って下さい。
この点にひとつひとつ色がつき映像が映るわけです。
これはスーパーマリオのドット絵です。
マリオの姿だと認識はできますが、 初期の頃なのでまだまだドットが大きすぎて絵がカクカクとしてま すね。
それが技術力が進化し、 ドットが小さくなりだんだんとなめらかになっていきます。
テレビもこれと同じように画素数が多くなると綺麗で鮮やかな色と なめらかな映像が映し出されます。
だいたいどれくらいの『点』があるのかというと、
横1280×縦720=92万1600画素 ハイビジョン対応テレビ
横1920×縦1080=207万3600画素 フルハイビジョン対応テレビ
この二つの画素数はおそらく日本で1番多く使用されているテレビの画素数で す。
テレビの画面上にはこれほど多くの『点』があるのです。
上と下の画素数を比べると倍以上の画素数がありますが、 場所や用途によってはそれほど多くの画素数が必要ないこともあり ます。
それはまた別の項目でお話します。
液晶テレビとプラズマテレビの違い
液晶テレビとプラズマテレビでは映像の元となる『光』 の発しかたが違います。
プラズマテレビの仕組みはわりと簡単で、 小さな電球が画面上にびっしり並んでいると考えてください。
ひとつひとつの電球がコントロールされて色々な光を発し映像とし て映し出されます。
液晶テレビは少し複雑な仕組みでできています。
プラズマテレビと違い、 テレビの後面に常に光っているバックライトがあり、『液晶』 という特殊な物質が入ったパネルを通して光の制御を行います。
『液晶』の仕組みでよく例えられるのが『ブラインドカーテン』 です。
ブラインドをのつまみをひねると光を部屋に入れたり遮断したりで きますよね。
それと同じように、 液晶パネルを通してバックライトの光を出したり遮断したりして映 像を映し出します。
(私には結構難しかったですが勉強になりました)
有機ELテレビとは
液晶テレビとプラズマテレビの他に今少しずつ研究が進められてい るテレビがあります。
それが有機ELテレビです。
有機ELテレビはプラズマテレビと同じようにテレビにびっしりと 並んだ粒のひとつひとつが光を発していると考えてください。
しかしプラズマテレビとは違い有機物が原料となり、 有機物に電気を流すことによって発光します。
今現在有機ELテレビの最大のメリットは薄さです。
なんと液晶テレビの1/10と言われています。
しかし、今はまだ発展途上にあるようで、 既に販売はされているもののまだまだ値段的には一般的とはいえま せん。
しかし、研究が進むにつれコストや消費電力、 価格等で液晶テレビを上回り、 有機ELテレビが次世代のテレビとして大幅にシェアを伸ばすと思 われます。
HD(ハイビジョン)とフルHD(フルハイビジョン)
テレビでよく耳にするハイビジョンとかフルハイビジョン。
このハイビジョンという言葉はNHKが作った言葉で世界的には『 HDTV(HighDefinition TV)』
といいます。
メーカーや電気屋によってHDと表記したりハイビジョンと表記し たりバラバラですが同じものと考えて大丈夫です。
日本ではハイビジョン・ フルハイビジョンという呼び方のほうが浸透しているかもしれませ んね。
しかし、言葉が長いのでここからの説明はHDとフルHDに統一します。
さてHDとフルHDの違いはなにかというと、 実は正確にいうと同じなんです。
HDとは画素数1920×1080まで(およそ200万画素)のことをいいます。
ということはフルHDもHDに含まれているとい うことになります。
なぜ名前に違いがあるのかは少し小難しい話になるので簡単に覚え たい方は・・・
HDテレビ
1366×768か1280×720 約90万画素
フルHDテレビ
1920×1080 約200万画素
と覚えてください。
(ちなみに4Kテレビも最近ではよく耳にしますが説明は後ほど)
さてここからすこーーしだけ面倒くさい話になります。
これからテレビを購入される方に注意してもらいたいのは、 フルHDテレビのメリットはあくまで放送する側やフルHD映像を提供できる機器次第ということです。
フルHD対応テレビだからといってテレビがすごく綺麗に映ると 思っている方が実は多いんす。
どういうことかというと、映像を作る側が1920× 1080という画素数の映像を作って放送しないと、 フルHDテレビの性能を発揮できないのです。
なので
フルHD対応テレビはフルHD映像を1番綺麗に映し出すことが できますよってことなんです。
もちろんHDテレビでもフルHD映像を見ること ができますが、HDテレビの画素数に合わせて映し出されますので映像は少し悪 くなります。
ちなみに今現在フルHDを提供しているのは一部のコンテ ンツだけです。
BSデジタル放送やブルーレイ、一部の動画配信サービス( Huluなど)数は少ないです。
私達が普段視ている地デジの画素数は1440× 1080となっておりフルHD放送ではありません。
4K
さて、なにかと話題の4Kテレビですが、 最近では価格も低くなり購入しやすくなってますね。
具体的に4Kテレビとはなにかというと、
4Kの『k』とは1000という意味です。
4Kテレビの画素数は横3840×縦2160
829万4400画素もあります。
横の画素数が約4000なので4Kテレビと言います
フルHDの4倍ですね。
これほど画素数が増えると映像の滑らかさや臨場感が段違いになり ます。
4Kテレビの機能
2018年10月現在では4K放送を行っているところはまだわず かです。
もしかして今4Kテレビを買ってもムダ!?
と思う方もいるかもしれません。
しかし安心してください。
今現在販売されている4Kテレビの多くには『アップコンバート』 という機能が内蔵され、地デジやDVD、 フルHDの映像も4Kの映像に近づける技術があります。
この『アップコンバート』 の性能が今の4Kテレビを購入する際の指標と言ってもいいでしょ う。
2020年の東京オリンピックに向け4K放送がだんだんと浸透し ていくと思いますが、 まだまだ4K放送は一部でしか放送されませんので、 アップコンバートでどれだけ4K放送本来の映像の美しさになるか が重要ですね。
コメント