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トクホ(特定保険用食品)ってなに?

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みなさん特定保健用食品って知ってますか?
 
いわゆる『トクホ』っやつですね。
 
こんなマークのがついてるお茶とかです。
 
おそらく体にいいんだろうなぁって感じで、商品に手を伸ばすことも在るでしょう。
 
今回はトクホについて少しだけ具体的に解説してみましょう。
 
 
特定保健用食品とは
 
簡単にいうと
 
国のお墨付き健康食品です
 
実際に効果がある健康食品を国に認めてもらい、その効果を食品の広告やパッケージなどに表示することができます
 
例えば
 
 
・お腹の調子を良くする
 
・コレステロールの吸収を抑える
 
・血糖値が気になる方へ
 
・体脂肪がつきにくい
 
・歯の健康に役立つ
 
 
などです。 これを見てわかる通り具体的に
 
病気が治ります!
 
とか
 
病気の予防をします!
 
などの表現は使えません。
 
医薬品、つまり薬とは違うので広告表示にも制限があります。
 
トクホは国の中のどこで管理しているかというと、消費者庁です。
 
消費者庁にて厳しい審査を受けて晴れて特定保険用食品という称号をもらえるわけです。
 
どれくらい厳しいかというと、サントリーではトクホ申請にあたり下記の書類を提出しているとホームページに載っています。
 
 
・お客様の健康維持・増進にどう役立つかという商品の意義、有効性・安全性
 を示す根拠データ
 
・飲料の製造方法
 
・品質保証・管理の方法
 
・製造工場の情報
 
と、提出する内容は多岐にわたります。
 
それは幅10センチを超える分厚いファイルに相当します。
 
 
 
新しい成分や機能を申請する場合には、審査が慎重になり確認のやり取りも増えるため、許可までに相当な時間がかかります。
 
たとえば、「黒烏龍茶」の際は申請から許可まで約2年でしたが、特茶」の場合には、申請後、審査でさまざまな追加試験が必要となり、最終的には許可までに約5年もの年月を費やしています。
 
 
 
とのこと。
 
つまり、数年掛かりで時間と費用を費やしてやっと国に認めてもらえる商品が出せるということです。
 
また、トクホ(特定保険用食品)の他にも似たような名前のものがあります。
 
・栄養機能食品
 
・機能性表示食品
 
聞いたことがあるかと思います。
 
この2つをトクホと混同しないように覚えておく必要がありますので、かる〜く説明しましょう。
 
栄養機能食品とは
 
もともと国に認められている成分が基準値を満たした食品。
 
具体的な商品でいうとビタミンやミネラルなどのサプリメントなどですね。
 
トクホのように細かい申請などは必要なく、一定の栄養成分を満たしていれば栄養機能食品として販売することができます。
 
 
機能性表示食品とは
 
食品が体に対してどのような効果があるのかを商品の広告やパッケージなどに表示することができます。
 
機能性表示食品は正直に書くと、トクホ(特定保険用食品)の2番手の扱いです。
 
機能性とはその食品を食べることによって体にどのような働きをもたらすかということです。
 
 
トクホを取得するには販売したい商品の効果や、様々な実験データ、安全性などを記載した書類を多数提出する為に何年もかけ、高い費用を必要とします。
 
それは中小企業では難しく、ハードルが高いわけで、いわば大手メーカーの特権でした。
 
これを緩和する為に機能性表示食品という健康食品に対して緩めの規制が2015年に始まりました。
 
要するに、トクホよりも規制が緩い分信頼性はないけども、健康志向が高まった消費者にもわかりやすく買物ができるようにする為のものです。
 

まとめ

保健機能食品
 
 
・特定保険用食品(トクホ)
 
・栄養機能食品
 
・機能性表示食品
 
 
これら3つを含めて保健機能食品といいます。
 
 
ちなみに、「栄養補助食品」「健康補助食品」「栄養調整食品という表示で販売されている食品は、一般食品に分類されるので機能性の表示ができません。
 
 
トクホはある意味、国に認められた健康食品のブランドです。
 
一般の食品よりも割高になっていることが多いですが、それだけ効果は期待できるということです。
 
しかし、あくまでもバランスの良い食事を摂ることが前提とされています。
 
暴飲暴食をしていてはトクホ商品の効果も意味はありません。
 
健康食品はあくまでも補助的なものと考え、賢く選択することが重要です。
 

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