全自動コーヒーメーカーは買うべきか？購入時の注意点

インスタントコーヒーやドリップコーヒーとは味も香りも段違いに違う挽きたてのコーヒー。
挽きたての豆を淹れると部屋にコーヒーの香りが漂いなんとも贅沢な時間と空間になる。

そんな挽きたてのコーヒーを豆と水だけ補充するだけで簡単に飲めてしまう「全自動コーヒーメーカー」が色々なメーカーから販売され今や人気家電の1つになっている。

など、メーカーや機種により便利な機能がたくさんついており、美味しいコーヒーが手間をかけずに飲めるのが全自動コーヒーメーカーの売りだ。

価格は？

全自動コーヒーメーカーの価格は数千円〜数万円とかなり幅がある。
これは機能やクオリティーの他に豆を挽く「刃」の違いが大きい。
コーヒーミルの基本的な刃は

と大きく分けると3つ。

色々な呼び名があるがこれが1番覚えやすいかと思う。

数千円で買えるコーヒーメーカーはプロペラ式のものになる。

プロペラ式はフードプロセッサーのように回転する刃で豆を砕き粉にするというものだが、豆の細かさ（粒度）が不揃いになり理想のコーヒーの濃さにならなかったり毎回味が違うなど、他の2つの刃と比べると味が落ちる。

コーヒーの味にこだわりを求めるならプロペラ式は避けるべきだろう。

そうなるとコーン式、臼式の2択になるが価格は当然高くなる。

全自動コーヒーメーカーのデメリット

美味しいコーヒーが毎日飲めるコーヒーメーカーも当然デメリットがある。

カビ
機械によって違いはあるがまず一番の問題はカビだ。
全自動であるぶん機械の中はコーヒーを淹れる為のパーツが全て入っている。
それらはコーヒーを作る度に湯や蒸気に晒されている為カビが発生しやすい。
そして挽いた豆の粉は残りカスが必ずミル部分などに付着している。
付着した粉に水分が含まれ放置しておくとあっという間にカビだらけになることもある。

プラスチック臭
コーヒーメーカーに多い低評価の口コミには「プラスチック臭がする」といったものが多い。
コーヒーメーカーに使われるプラスチックやゴムの匂いだ。
新しい機械によくありがちなことだが、何回使ってもプラスチックの臭いがひどいというものもある。
高温で溶かされた水溶性のプラスチックやゴムが微量にコーヒーに入り込むケースがあるのでそういった口コミが多いコーヒーメーカーは避けたほうがいい。

作れるコーヒーの幅を狭める
コーヒーメーカーの種類によりコーヒーの抽出温度や豆の粒度の細かさなどが限定されてしまうものもある。
多機能で全て自動で淹れてくれるコーヒーメーカーでも薄いコーヒーしかできなかったり保温の温度が低かったりとする場合もある。
たまには違う濃さや温度で飲みたい場合も買ってしまってからはあとの祭りだ。

低評価口コミまとめ

色んなメーカーの低評価の口コミを見ることでコーヒーメーカーを購入の際にはどういったことに気を付ければいいか分かるので参考にしてみてほしい。

全自動コーヒーメーカーで気を付けるポイント こんなコーヒーメーカーはやめた方がいい。

・プラスチック臭がするものは素材や部品そのものに問題があるのでこの口コミが多いものは気をつけよう。
・ミル部分に水滴が付くものはカビの原因になりやすい。ミルが簡単に取り外せてこまめに清掃できるならOKだが、放置すると大変なことになる。
・分量と味が合っていない。豆の量に対して味が薄すぎるなど明らかにおかしいという口コミが多いものはやめておこう。抽出方法に問題がある可能性がある。
・温度が低いという口コミが多い場合は抽出温度自体が低いか保温温度が低いかのどちらかだ。
低めの抽出温度の設定しかできない物はやめておこう。
また、高い温度の抽出を設定できるのに飲んだときの温度が低いというのであればマシン自体に不具合がある可能性がある。
・全自動コーヒーメーカーは洗浄しやすいことが前提の家電だと思う。きちんと洗浄することで味が保たれ、衛生面も保てるので洗浄しやすいものを選ぼう。

全自動コーヒーメーカーは買うべきか？

さて、ここまでさんざんデメリットを語ってきたが全自動コーヒーメーカーは買っても大丈夫なのかということだが、マシンがどうのこうのというより個人の性格次第と言ってもいい。

という人であれば全自動を購入した方がいい。
全自動を購入して満足している人もたくさんいて実際に機能や味が良いものもたくさんある。

ただし全自動といってもなんでもござれという万能な訳ではない。
マシンの味にピッタリハマる人であれば運がいいが、それなりにコーヒーが好きな人であれば自分の理想の味と違った時に微調整が出来ない為もどかしい思いをする。

かなり微細な設定をできる高機能なマシンであればそれでいいがなかなか高額になってくる。
しかも高額だからといって自分に合うかというとそうでもない。

コーヒーは豆によって全く味が違うし、温度や淹れ方でも味が違ってくる。
豆の鮮度によっても違ってくるわけだ。
その日の気分によって濃いめのコーヒーが良かったり薄めのコーヒーが良かったりもする。

そういった調整をしたいなら良いコーヒーミルと1度単位で温度設定できる注ぎやすい電気ケトルがおすすめだ。